PoTSとは

 「汎光線時空間 (Plen-optic Time Space; PoTS) 映像学」とは,現実世界の空間を飛び交う「光線」を多数のカメラやセンサで系統的に観測し,記録したデータを,コンピュータ内の再構成処理により,「自由(任意)視点映像」や「自由(可変)焦点映像」として生成する技術の総称である.

 PoTS映像学は,全く無から生じたものではなく,約20年前から「光線空間理論」「イメージベーストレンダリング」「3次元ビデオ技術」等の名の下に研究発表されてきたものを含み,最近「Computational Photography」と呼ばれる技術とも密接な関係がある.

 本研究会は,新たに命名したこの研究分野に対して,

  • 汎光線時空間データの観測・獲得
  • 汎光線時空間データの変換・蓄積
  • 汎光線時空間データの加工・表示

等の視点から,要素技術を洗い出し,理論面と応用面の両方から,この「新・映像学」の基盤や技術体系を構築して行くことを目指している.

専門委員

委員長

  • 斎藤英雄(慶應義塾大学)

副委員長

  • 田村秀行(立命館大学)

幹事

  • 舩冨卓哉(奈良先端科学技術大学院大学)
  • 森尚平(慶應義塾大学)

専門委員(五十音順)

  • 大石岳史(東京大学)
  • 北原格(筑波大学)
  • 柴田史久(立命館大学)
  • 鷲見和彦(青山学院大学)
  • 長原一(大阪大学)
  • 延原章平(京都大学)
  • 藤井俊彰(名古屋大学)
  • 向川康博(奈良先端科学技術大学院大学)

顧問

  • 大田友一(筑波大学)
  • 美濃導彦(京都大学)
  • 横矢直和(奈良先端科学技術大学院大学)

名誉顧問

  • 金出武雄 (Carnegie Mellon University)
  • 原島博(東京大学)

開催情報

2018年度