空間を飛び交う光線を多数のカメラやセンサで捉え,計算処理により自由視点映像や自由焦点映像を再構成する学術体系を「汎光線時空間(Plen-optic Time Space;PoTS)映像学」を名付け,2016年3月にその源流を辿り,幅広い応用を概観するシンポジウムを開催しました.続いて電子情報通信学会の時限研究専門委員会を発足させ,現在は特別研究専門委員会として,基幹技術の体系化と深化を進めています.
第3回目を迎える本シンポジウムでは,基調講演で技術蓄積がある「PoTSスポーツ科学」の今後の展開を語って頂き,パネルディスカッションで大きな発展が見込める「PoTS顕微鏡」が拓く未来と技術課題を論じ合います.
斎藤 英雄 委員長(慶応大)
「PoTSスポーツ科学の創出」
北原格(筑波大学),三上弾(NTT)
「DFTドメインに着目した光線空間のグループスパースコーディング」
藤田秀,高橋桂太,藤井俊彰(名古屋大)
「コンタクトイメージングにおける光線の演算を用いた細胞観察」
西川雅清(奈良先端大),國吉房貴(奈良先端大/パナソニック),舩冨卓哉,田中賢一郎,久保尋之(奈良先端大),澤田好秀,加藤弓子(パナソニック),向川康博(奈良先端大)
「Augmented Visualization:現実世界を思いのままに観る技術」
斎藤英雄,森尚平(慶応大)
「PoTS顕微鏡が拓く微細ワールド観察の革新的発展~性能限界と問題解決への技術的課題~」
モデレータ:鷲見 和彦(青学大)
パネリスト:延原 章平(京都大),岡 浩太郎(慶応大),細川 浩 (京都大)